睡蓮の花言葉にまつわるお話

睡蓮

写真撮影:青木繁伸(群馬県前橋市)

睡蓮の花言葉は、「清純な心」。

スイレン属の学名 Nymphaea (ニンファー)は、その名のとおり、ギリシャ神話などに登場する水辺の妖精たちの名をそのままもらったもの。

エジプトでも「ナイルの花嫁」と呼ばれるように、静かな水面にふわりと咲く姿は可憐な乙女をイメージさせずにおかない可憐さがありますね。

エジプトでのスイレンは、神聖な花として大切にされ、日が暮れるとともに閉じるその存在は太陽とも重ねられていたのだとか。

良くエジプトの壁画などにも描かれているハスのような植物があるでしょう、あれがエジプトのスイレンなのです。

熱帯性のスイレンは、私達に馴染みのスイレンのように水面に浮かばず、ハスのように自ら伸び上がって花を咲かせるのです。

一方ギリシャ神話でのスイレンは、ヘラクレスに捨てられたニンフが身を投げた、その生まれ変わりとされています。

暗い水底から生まれてくる可憐なお花の姿は、そんなお話によく似合っているように思えます。

「清純な心」を花言葉に持つ睡蓮は、こんな花です

睡蓮は、スイレン科、スイレン属の多年草。

日本にも自生している種類が1種類だけ存在し、全国の静かな沼地などに白いお花を咲かせています。

この日本固有の睡蓮は、ひつじの刻に花開くことから、ヒツジグサと呼ばれるようになったとか。

実際は朝から咲き始めるようですが、真白で小ぶりな野育ちの睡蓮が人知れず用水など生育している様子は、健気で愛らしいものです。

睡蓮といえば思い出す鳥がいます。

レンカクという鳥、ご存知ですか。

主に東南アジアからインドの辺りに生息し、日本には本来居ないはずの鳥ですが、時々迷鳥としてやってきて、写真好きの愛鳥家達を喜ばせたりしています。

チドリの仲間のレンカクは、漢字で蓮鶴と書くように、一生を睡蓮などの葉っぱの上で過ごします。

水面を覆い尽したかの地の睡蓮の上を、忍者のかんじきのような大きな足で器用に渡り歩き、子育ても全て葉っぱの上です。

レンカクの雛は、鶏やキジのように、生まれてまもなく自分の力で立ち上がり、親についてあるいて自分で餌を探します。

それでも不安定な睡蓮の葉の上は危険もいっぱい。

卵も葉っぱの上での抱卵になりますから、水に浸かって駄目になってしまう事も頻発します。

そこで、レンカクは大変珍しい生き残り作戦に出ることになりました。

一妻多夫性です。

雌は卵を産むと後の事を全て雄に任せ、新しい相手を見つけてせっせと卵を産む事に専念するのです。

南国の睡蓮の上で暮らす、不思議な鳥のお話です。

水の中に生息するお花、睡蓮は、その生態からどうしても、池などの設備がないと育てる事がむずかしく、普通のお花にくらべると敷居が高く思われがちですね。

でも実際は昔から、甕の中に鉢を置いたりしながら、意外と狭いところでも上手に育てられてきたお花です。

特に最近は、とても小さなミニ睡蓮も作られるようになり、色も黄色など珍しい色合いも増えました。

本当に小さな睡蓮鉢がひとつあれば、狭いところでも育てる事ができそうです。

溜めたままの水に蚊が湧いてしまう恐れがあるので、金魚やメダカを入れて一緒に養ってあげると、小さなビオトープがそこに出現です。

園芸店の睡蓮鉢コーナーには、季節になれば可愛らしい陶器の球など飾るものも色々売られていて、創作欲をそそります。

毎年、夏が来るたびにベランダに小さな睡蓮鉢と噴水を・・と気持ちははやるものの、実行へは至りません。

どなたか、じょうずに育てている方はいらっしゃるでしょうか・・?

睡蓮の花言葉から貴方を占うと・・・

みずみずしい感性を持った人は、普通の人が見過ごすような様々な事柄に目が向きます。

ちょっとした物事の変化にも、日々の小さな出来事にも、独特の視点から驚きや不思議さを感じ取り、誰も気付かないような面白さを見つけたりして、人より数倍も世界を楽しんでしまえる才能は、もともと誰もが子どもの頃には持っていたもの。

そんな純粋な心を失わず、大人になれる人はそんなに多くは無いでしょう。

もちろん、大人として必要なわきまえだけは忘れずに。