シクラメンの花言葉にまつわるお話

シクラメン 花言葉 写真

写真撮影:青木繁伸(群馬県前橋市)

シクラメンの花言葉は、「内気」。

うつむいた花茎から、アルプスのスミレという別名も持つシクラメンの姿からも、推してはかるべしな花言葉ですね。

エピソードとして知られているものに、ソロモン王の言い伝えがあります。

お花が大好きで、自分の王冠の装飾にその姿を取り入れようと様々なお花に頼んだものの、どのお花からも断られてしまい、困ったソロモン王。

そこへ、ひとり残ったシクラメンが私を使って下さいと申し出ます。

王は喜んでシクラメンを誉めたので、シクラメンは恥ずかしさのあまり俯いてしまいました・・。

内気とほぼ同意の花言葉として、「遠慮」や「はにかみ」、その延長線上に「清純」という花言葉も並んでいるシクラメンですが、一方で「嫉妬」という対極の花言葉ももらっています。

深層を突いた、なんともデリケートな組み合わせではありませんか。

「内気」を花言葉に持つシクラメンは、こんな花です。

シクラメンは、サクラソウ科、シクラメン属の多年草。

原産地は地中海沿岸地方で、日本には明治末期頃に持ち込まれています。

冬になると園芸店や花屋さんの店先に必ず並ぶ鉢植えのシクラメンは、今ではクリスマスやお正月のお部屋を飾る定番の植物になっていますね。

日本名には「篝火(かがりび)花」、「豚のまんじゅう」があり、前者はかの有名な植物学者、牧野富太郎博士が名付け親で、後者はヨーロッパでの呼び名を日本語訳したもののようです。

ヨーロッパでの呼び名、「豚のパン」は、自生しているシクラメンの根を豚が食べていたことからつけられたそう。

古くは花よりもその塊根に存在価値を見出され、薬用や食用にも用いられたといわれるシクラメンですが、その塊根には毒も含まれるため、現在では口にする習慣は途絶ええています。

冬の室内を飾るお花として最もポピュラーなシクラメン。

頂き物にもらう事も多いですね。

もともと暖かいところの植物なので、室外で霜に当てたりしてはなりませんが、かといって直射日光のあたる窓辺などに置くと、今度は暑すぎてお花がぐったり萎れてしまいます。

レースのカーテン越しぐらいのお日様が好きなようです。

またお天気の良い日なら、日中は戸外でも元気だったりします。

シクラメンのお花は、1つのお花が1枚の葉っぱと対になって生まれてきます。

そろそろ色が褪せて萎れそうになったら、根元からそっと捩るようにして取ってあげると、新しいお花をどんどん咲かせます。

お花を放置しておくと種をつけることもありますが、エネルギーをとられてしまうので、お花を楽しみたいなら種つくりはほどほどに。

水やりは、根元の塊根を濡らさないように気をつけます。

少々コツが要りますが、涼しい場所で上手に夏越しをさせてあげると、次のシーズンにもまたお花を楽しむことができます。

一方、ガーデニングがブームになったころから急激に広まっているのが、ガーデンシクラメンといわれる種類のもの。

小型の可愛らしいシクラメンで、戸外で地植えにして楽しめる耐寒性を備えています。

あっという間に広まり、最近は園芸店などで普通に見かけるようになりました。

清楚なミニシクラメンや、原種に近い素朴な野生種のシクラメンが、ロックガーデンふうのお庭にさりげなく咲いているのも素敵ですね。

大きな鉢植えではピンとこなかった「アルプスのスミレ」の別名にも、なるほどと頷ける姿です。

シクラメンの花言葉から貴方を占うと・・・

遠慮深い人。

いつも人の気持ちを思い遣って行動するので、人から信頼され友達も大勢いてよいはずですが、なぜか気付くと遠巻きにされてしまったり、親しい友達が少なかったり。

そんな経験はありませんか。

遠慮は本来、人を思い遣る優しい気持ちのあらわれのはずですが、時として裏に小さな棘を持つことがあるのです。

ただ恥ずかしがって遠慮しているだけなら大丈夫。

愛情からくる思いやりにも、もちろん心配は要りません。

でも、もし遠慮の裏に微かなひがみや劣等感が隠れていたとしたら・・・。

それが一番怖いのです。

自分でも気付かぬうちに、その小さな心の傷は次第に大きく膨らんで、嫉妬や不満となって心の中にしこりを作ってしまいます。

遠慮するのもほどほどに、我侭を言わせてもらえる場があれば少しは羽目を外すことも大切です。

それと同時に、自分の気持ちを素直に表現するのが難しい人がいることを、周囲も理解していけるとよいですね。

少なくとも、一昔前までの日本では、遠慮は美徳であったのです。