ランタナの花言葉にまつわるお話

ランタナ

写真撮影:青木繁伸(群馬県前橋市)

ランタナの花言葉は、「協力」。

小さなお花が寄り集まって一生懸命咲いている様子がまさに花言葉どおりのランタナは、とても強い繁殖力を持ったお花でもあります。

その旺盛な繁殖力は、お花自体の持つエネルギーはもちろんのこと、周囲の様々な生き物たちの功績によるところも大きいようです。

例えばお花に集まる様々な蝶。

そして、実を食べ種を運ぶ鳥。

それらの生き物達と取り引きするために、ランタナはたっぷりの蜜や柔らかな果肉を用意し、文字通りお互いに協力しあいながら命をはぐくんでいるのですね。

次の項ではその様子について、もう少し詳しくお話していきましょう。

「協力」を花言葉に持つランタナは、こんな花です

ランタナは、中南米を原産とする、クマツヅラ科、ランタナ属の常緑小低木です。

暖かい地域ではとても強い繁殖力を発揮し、細かい棘のある茎を張り巡らして大きな茂みをつくります。

ランタナの実は、熟すにつれて緑色から青、黒へと変化していき、山葡萄の房にも似た姿をしていますが、この実は種の部分に毒を持ち、人間はもちろん、種を噛み潰す可能性のある歯を持った動物にとってはうれしくない存在です。

けれど、実を丸呑みにして種は早々に排出するという消化システムを持った鳥達にとっては、ランタナは柔らかい果肉を持ったご馳走なのです。

かくして、鳥達の協力によって運ばれた種は新天地で根を下ろし、ランタナの作戦その1が遂行されるというわけです。

その1と書いたのは、ランタナには種を運んでもらう鳥だけでなく、他にも心強い協力者がいるから。

それは、色とりどりの羽を持った美しい蝶たちです。

ランタナが最も元気な熱帯地方では、集まってくる蝶もそれは豪華なものです。

中でもインドネシアやニューギニア、オーストラリア北部の熱帯地域にかけて生息するトリバネチョウの仲間は、羽を広げると30センチ近くにもなる素晴らしく立派な蝶で、色もとりどりのゴージャスな姿をしています。

あまりに大きく羽ばたき方もしっかりしているので、鳥と間違えられて撃ち落されたという逸話まで、まことしやかに語られているこのトリバネチョウも、ランタナのお花のことが大好き。

七変化するお花の周りを華麗なトリバネチョウが舞う様は、きっと夢のような美しさでしょうね。

頼もしい協力者をよりたくさん集めるすべを持ったランタナの魅力は、日本の蝶にもしっかり通用しているようで、このお花を庭植えにしている人たちからは、お花に訪れる様々な種類の蝶たちの話題が耐えません。

花期が長いというのも、蝶にとっては嬉しいサービスに違いありませんね。

しかし、このように大変生命力の強いランタナは、まさにその繁殖力のせいで厄介者扱いをされているという辛い一面もあります。

インドネシアやオーストラリアでは駆除の対象にさえなっていますし、沖縄などでこの花が雑草化している日本でも、外来生物法によって要注意の指定を受けているそうです。

このような問題は、聞かされるたびに複雑な思いを抱かせます。

本来、存在しなかった土地にそれらの生き物を運んだのは元々人間の仕業であることが多く、当のお花や集まってくる蝶や鳥たちにとってはまるであずかり知らぬところ。

自然や生き物に対する謙虚さを失なわずにありたいものです。

ランタナの花言葉から貴方を占うと・・・

協調性に溢れた人格の持ち主。

人々の中にすんなりと溶け込めるだけでなく、周囲の信頼を集めて組織する能力を併せ持っていることも。

仲間とのお付き合いのためには、些細なことは多少気に食わなくても我慢します。

1人ではできない大仕事も、協力し合えば難なく片付けることができるのを良く知っているのです。

そんなあなたは、仲間との繋がりを超えたさらに大きな世界を知ることで、自分達の世界をさらに豊かで魅力あるものにできるはず。

ともすれば小さく固まってしまったり、排他的になってしまったりしがちな集団を、いつも風通し良くしておく事はとても大切なことだと、心理学の教科書も忠告をしていますよ。