けいとうの花言葉にまつわるお話

けいとう 花言葉 写真

写真撮影:青木繁伸(群馬県前橋市)

けいとうの花言葉は、「博愛」。

代表品種、とさかけいとうの色や形が、鶏のとさかを思わせるため、鶏頭の名が付きました。

英語でも「鶏のとさか」を意味する名をもらっています。

ひらひらと愛らしく美しい花びらを持ったお花とはまるで趣の違った特異な姿や質感のせいか、鮮やかな色合いとはうらはらに、微妙に地味な印象をあたえるお花でもあります。

多くの花が持っている、薄く滑らかで艶のある花びらの、ひんやりしたサテンのような質感に対し、けいとうのぽてっとした厚みのあるフリルは、まるでウールの編み物で出来ているようにも見えますね。

幼少の折、けいとうのことを「毛糸」と勘違いしていたという、筆者のような方はいませんか。

けいとうのお花の持つ派手なのになぜか地味な風情は、そんな質感のせいもあるのかもしれません。

秋の陽だまりのほっこりした雰囲気が似合うお花に感じます。

鶏冠けいとうの他、先のとがったものや羽毛状、球状、色も黄色やピンクなど様々あるせいか、「おしゃれ」、「個性」、「奇妙」の花言葉もあるけいとうの花。

「色あせぬ恋」や「不老不死」は、花穂の持つ骨太なイメージからでしょうか。

先の毛糸の編み物と陽だまりのイメージには、「愛する大地」がふさわしく感じますが、みなさんなら、けいとうにどの花言葉を添えますか?

「博愛」を花言葉に持つけいとうは、こんな花です。

けいとうは、ヒユ科、ケイトウ属の一年草。

漢字では「鶏頭」、英名も「cocks comb(雄鶏のとさか)」、日本語とまるで同じです。

学名の Celosia は、「燃える」の意。

とさかけいとうには、やはり cristata(とさか状の)が付けられます。

炎に因んだ学名のとおり、けいとうを代表する花色といえば、やはり鮮やかな赤ですね。

けいとうの花の不思議な形状や質感の秘密は、花穂を形づくる茎にあります。

けいとうの、赤くはなびらのように見えるフリルの部分は、実は本当のお花ではありません。

実際のけいとうの花は、フリルの根元にびっしりと並んだ小さな毛のような部分なのです。

では、あのひらひらは一体何なのでしょう? 植物の茎の先には、細胞分裂しながら伸びていくための成長点があり、そこからぐんぐん上へと伸びていくようになっています。

でも時々その成長点が、帯のように横はばを持ってしまうことがあるのです。

エニシダなどの植物で、茎が先へ行くほど平たく幅広くなっているのを見たことのある人も多いでしょう。

とさかけいとうの花の先も、同じ現象を起こしているのです。

通常なら細く尖った塔のような形になるはずの花穂ですが、成長点が横並びにどんどん増えて乗算的に細胞分裂を繰り返してしまったせいで、窮屈になった花穂の先端が、ひらひらのフリルになってしまったというわけです。

そんな特異な形を持ったとさかけいとうの他、けいとうの品種には、野げいとう、槍げいとうなど花穂らしい形のものや、小さな球の形にまとまる久留米けいとう、細く軽やかな羽のような印象の羽毛けいとうなどがあります。

色も最近は黄色や温かみのあるサーモンピンクなど様々に作出され、一時期すたれた感のあったけいとうのお花も、ガーデニングの素材として復活の兆しがあるようです。

古く万葉集の時代には「韓藍(かんあい)」の名で呼ばれたけいとうは、その古名が示すように、染色に用いられる他、薬用にもされたようです。

東南アジアでは花も葉も食用にするそうですから、いつか食材として復活する時も来るかもしれませんね。

寒さに勝てず日本では一年草ですが、故郷の東南アジアでは多年草として低木状に育つとか。

木になったけいとうの姿はどんな様子なのでしょう。

現代のように、大きく美しいお花がたくさん品種改良されていなかった古い時代、けいとうの鮮やかな赤は、インパクトも強かったことでしょう。

鑑賞のためにお庭に植えたりして普通に楽しんでいたようです。

園芸ブームが爆発した江戸時代には、けいとうにもたくさんの品種が生まれました。

偲ばれる時に想いを寄せて、けいとうに寄せたお歌をふたつほど紹介いたしましょう。

「ぽつぽつと 痩せけいとうも 月夜なり」(小林一茶)
「鶏頭の 十四五本も ありぬべし」(正岡子規)

けいとうの花言葉から貴方を占うと・・・

平和主義の人。

どんな相手に対しても、親身になってその言い分を聞き、受け入れる懐の深さがあるので、誰もが尊敬し、頼りにしています。

自分と違った意見でも、その人の身になって聞き、頭ごなしにする事はありません。

ただ場合によって、そんな態度が裏目に出ることも無いとはいえません。

八方美人に受け取られたり、自分の意見が無いように誤解されることも。

そうでなくても、人知れずストレスを抱え込んでしまったり、1人で悩む結果を招くかもしれません。

受容の姿勢はそのままにして、一呼吸置いてから自分の意見も伝えてみましょう。

そして時には、愚痴を聞いてくれる親友の存在も必要ですよ。