カラス麦の花言葉にまつわるお話

カラス麦 花言葉 写真

写真撮影:青木繁伸(群馬県前橋市)

カラス麦の花言葉は、「魅力的な音楽」。カラス麦は、お米が美味しい日本では「からすしか食べない」と雑草扱い。そして小麦のパンを食べるイングランド人からも馬の餌といわれ、これを食料としていたスコットランド人も嘲られました。けれど、実際はそれどころじゃなかった事は、現在のカラス麦の活躍を見れば一目瞭然です。そのお話は、後でまたじっくりいたしましょうね。カラス麦の「魅力的な音楽」という花言葉は、どこからやってきたのでしょう。スコットランド人にアイルランド人、オーツを食べる人たちは、お酒や音楽が大好きだからでしょうか。それとも、種を落とした後の穂が、白く光りながら風に揺られる姿の、思いのほかに美しい様子を音楽に例えたものでしょうか。

「魅力的な音楽」を花言葉に持つカラス麦は、こんな花です。

カラス麦は、イネ科のカラスムギ属の越年草。オーツ麦の野生種で、元は同じ植物といわれています。日本では有史以前や飢饉の時ぐらいしか、誰も口にしなかった穀物ですが、西洋では小麦とはまた違った性質を持った穀物として、様々に活用されています。

とはいえ、カラス麦は西洋でも初めから今のようにポピュラーな穀物ではなく、昔のイングランド人にとっては馬の餌。野蛮人と蔑まれていたスコットランド人が食べるのを見て、物笑いにしていました。けれど、そのスコットランド人達が、カラス麦を栽培して産み出したスコッチウィスキーは、今では名高いイギリスのお土産の1つになっていますね。

同じく、今ではイギリス全土やアイルランドでも親しまれている種無しパンの一種、スコーンも、元はといえば、スコットランド人がカラス麦で焼いたのが始まりだそうです。グルテンを持たないカラス麦は、イーストで膨らますパンにはなりませんが、素朴なソーダ(重曹)ブレッドやスコーンに配合すると、香ばしい麦の香りと歯応えがいかにも穀物という感じで、とても美味しいのです。お家で焼いたこのスコーンと、オーツ麦に各種ナッツとドライフルーツを混ぜ込んだミューズリというシリアルは、イギリスやアイルランドでは朝食の定番です。オーツ麦をミルクで煮込んだオートミールも有名ですね。

カラス麦の活躍は、食べ物だけではありません。土壌を豊かで健康なものに再生してくれる肥料として、青いまま土中に鋤き込んで使うこともありますし、最近になって新たに、カラスムギには重金属などの有害物質を吸着して、汚染された土壌をきれいにする力がある事も解明されたそうです。

そこで思い出すのが、猫の草。よくペットショップなどで売られている青い草は、猫がお腹の掃除をするのに好んで食べる事で知られますが、あの草が、カラス麦なのです。猫は科学的なうんちくなど何も知りませんが、自然のまねくがままに、カラス麦の解毒作用を体で知っているのでしょうか?不思議で神聖な自然の力に、ただ感心するばかりです。

穀物の恵みを様々な形で見せてくれるカラス麦。辛党の皆さんは芳醇なウィスキーで、ナチュラル派のあなたは、野趣に富んだ歯応えと香りをミューズリやオートミールで、楽しんでみてくださいね。

「魅力的な音楽」の花言葉から貴方を占うと・・・

まるで素敵な音楽のような、魅力的な声をしたあなた。でも、とても落ち着いた性格で、お話するときは聞き上手な方でしょうか?あまり目立つことが好きでなく、どちらかというと地味な性格ですが、内に秘めた真心やしっかりした価値観は、大人の度量と落ち着きを感じさせるもの。そんなあなたの、きれいな声と心地よいお喋りを、聞きたい人がたくさんいるようですよ。