イヌサフランの花言葉にまつわるお話

イヌサフラン 花言葉 写真

写真撮影:青木繁伸(群馬県前橋市)

イヌサフランの花言葉は、「懐かしき青春」。ユリ科、イヌサフラン属のイヌサフランは、名前の由来となったサフランと、お花の姿は似ていますが、スパイスに用いられるサフランの方はアヤメ科で、まるで違った種類の植物なのです。イヌサフランの園芸種、コルチカムは秋に開花しますが、葉は生えず、球根から直接花を咲かせます。そして、花がすっかり終わってしまってから、やっと葉が出てくるのです。ヒガンバナなどと良く似たこの性質が、「懐かしき青春」の花言葉を生んだのでしょうか。お花が終わり、遅れてやってくる葉っぱの気持ちは、「懐かしき青春」なのか、それとも「もっとよき日を」(フランス)、はたまた「私の最良の日は過ぎ去った」(イギリス)なのでしょうか?お国によって、微妙にニュアンスが違うところも、なかなか興味深いですね。

「懐かしき青春」を花言葉に持つイヌサフランは、こんな花です。

イヌサフランは、ユリ科、イヌサフラン属の球根草。とてもたくましい球根で、土に植えるどころか、水栽培もせず、ただ転がしておくだけでも、白やピンクなど淡い色合いの花を咲かせてしまいます。葉っぱが無くていきなり花という姿をもじって、服を着ていない女性になぞらえた別名もあるのだそう。ごろりと転がった球根から、ひょろひょろと青白い花が噴出すように咲く様は、確かに一種異様な雰囲気はあるかもしれません。

イヌサフランと名づけられた和名の「イヌ」は、他にもイヌタデ、イヌホオズキなど、本来別の植物の名に時々つけられていますね。何か他の植物に似た姿をした植物に、偽者=本物より劣るという意味をこめる時、昔の人は「イヌ」を付けたようなのですが、当の植物に対しても、イヌに対しても、今はちょっぴり失礼な気もしますね。

和名の元となったサフランとは似たものの、実際はまるで別の植物で、スパイスどころか強い毒を持つので、扱いには注意が必要です。球根はもちろん、葉にも毒があり、しかも山菜として食されるギョウジャニンニクと似ているため、誤食の例がニュースになることも。小さい子どもやペットのいるおうちでは、球根を転がしておくのはお勧めできません。

さて、そんなこんなで球根から直接お花を咲かせてしまったイヌサフラン。それでもう終わりかと思えば、全然そんな事はありません。花が終わった後の球根の中では、次に出てくる葉っぱを育てるための準備が整っています。ですから、花が済んだら地面に植えてあげてください。翌年の春になれば、細い葉っぱをちゃんと伸ばしてくれますよ。

イヌサフランの花言葉から貴方を占うと・・・

気がつくと、ついついため息をついてしまっていて。昔のことばかり思い出して、懐かしんでばかりいませんか。過去の大切な思い出は、捨てる必要はありません。ずっと大事に心の宝物にしていてよいのです。ただ、それに縛られて今を大切にできなくなるのが怖いのです。角度を変えれば、何か見えてくることもあるでしょう。どんな事でも、小さな喜びを見出せば、豊かなものにしていくことができます。そうすれば、今のこの一瞬も、いつかは素敵な思い出のひとかけらとなって輝くことでしょう。