ダリアの花言葉にまつわるお話

ダリア 花言葉 写真

写真撮影:青木繁伸(群馬県前橋市)

ダリアの花言葉は、「移り気」。

花言葉にぴったりのエピソードは、ナポレオン皇帝の妃、ジョセフィーヌにまつわる物語です。

バラのパトロンとも呼ばれたお花好きの彼女は、当時まだ珍しかったダリアの品種を集めることにも熱中し、何人たりともダリアを持ち出すべからず!と宣言。

折にふれ、庭に咲き誇る珍しいダリアを自慢していたそうです。

ところが禁止されれば必ず破る者が現れるのは人の世の常。

ある時、他所で見事にダリアを咲かせられたのを知ったジョセフィーヌは、途端にダリア栽培への情熱を失ってしまったとか。

お花を本当に愛していたというより、ただの高慢に過ぎなかったという結末ですが、人間臭いこの気持ち、女心のデリカシーは、解らないでもありません。

彼女のダリアを「盗んだ」のは、庭師を買収した他国の貴族とも、ジョセフィーヌの侍女の1人とも言われていますが、あなたはどちらの物語がお好みですか?

「移り気」を花言葉に持つダリアは、こんな花です。

ダリアは、キク科、ダリア属の多年草。

その豊富な品種をまとめた総称です。

学名は、このお花がヨーロッパに持ち込まれた18世紀の植物学者の名前にちなんで付けられたもので、西洋での栽培の歴史も比較的浅い植物です。

19世紀になり、ヨーロッパで大流行したダリアは、盛んな品種改良を経て、今ではあらゆる色彩、形状のお花が世界中で愛されています。

原産地はメキシコなどの高原とあって、暑さがあまり得意ではないダリアは、高原や寒冷地で育てる方が、色鮮やかで美しいお花を咲かせるようです。

サツマイモのような球根は、茎の付いたほうを上にして植え、倒れやすいので支柱を立ててより所にしてあげます。

華麗で元気な印象に対し、意外とデリケートなお花です。

スペイン帝国によって中南米から西洋にもたらされる以前、アステカ帝国が栄えていた頃、ダリアはその原産地で、食料にも薬にも、家畜の餌にもなる大切な作物だったといわれています。

どんな用いられ方をしたのか、大変興味深くロマンに満ちた過去ですね。

アジアなど、ユーラシア大陸原産の植物なら、漢方の大国、中国を経て何らかの情報が伝えられたであろうに、新大陸原産のダリアは悲しいかな、アステカ帝国の滅亡とともにその古い記憶も失われてしまったのでしょう。

とても残念なことですね。

食用になるサツマイモ型の球根といえば、ヤーコンもダリアと同じキク科で中南米原産の植物です。

こちらは、オリゴ糖などを豊富に含むことから機能性食品として注目を浴びていますが、失われてしまったアステカ帝国の遺産とも言えるダリアにも、何かの拍子にお花以外の利用がブレイクする時がくるかもしれませんね。

「移り気」の花言葉から貴方を占うと・・・

我ながら、飽きっぽい。

そんな風に思った事はありませんか。

色々な物に興味を持ち、常にきらきらとした好奇心に満ちたあなたは、ひとたび熱中する対象を見つけると、それはもう楽しくて、文字通り「嵌まって」しまいます。

周りの人々も巻き込んでおおいに盛り上がりますが、残念ながら、熱しやすい分醒めるのも人一倍早いのです。

でもそんなあなたの特性は、流行に敏感であったり、常に自分を更新できるエネルギーに満ちていたり、プラスにとらえればいいこともたくさん。

移り気も才能と思ってみるのも悪くありません。

それに、人は年齢とともにだんだん、自分にとって本当に愛着の湧くものが分かってきたりするもの。

一番大切な誰かや、思い入れの深い何かを、見失わないように・・・それだけが、あなたへのアドバイスです。