ダイコンソウの花言葉にまつわるお話

ダイコンソウ 花言葉 写真

写真撮影:青木繁伸(群馬県前橋市)

ダイコンソウの花言葉は、「前途洋々」。

この輝かしい言葉は、いったいどこからやってきたのでしょう。

学名は西洋品種の呼び名にもなっているゲウム(geum)で、こちらはラテン語の「美味」が語源ということです。

けれど、ダイコンソウは実際に食べて美味しい植物ではありません。

見た目のきれいさが目に美味しいからでしょうか。

ダイコンソウのお花は、小さめだけれど鮮やかなオレンジや黄色、輝く赤など、暖色系の明るい美しい色をしています。

ビタミンカラーとも呼ばれるこれらの色は、見ている人の心を温め、エネルギーや勇気を与えてくれそうですね。

学名をつけた人達も、ダイコンソウのそんなところを見ていたのでしょうか。

真意のほどはわかりませんが、輝くような暖色のはなびらと、黄色い房のようなしべのコントラストは、ささやかなお花ながら元気いっぱいで、「前途洋々」の花言葉もぴったりのように思えてきます。

「前途洋々」を花言葉に持つダイコン草は、こんな花です。

ダイコン草は、バラ科、バラ亜科の多年草です。

温帯や冷帯を中心に、世界中広範囲にわたって原種が見られるお花で、日本でも山野などに数種類が自生しています。

高山植物として知られるだけに寒さにもたいへん強く、地表に広がるロゼット葉の形が大根のそれと良く似ていることから、ダイコン草の名が付けられました。

アブラナ科の大根とは縁の無いバラ科で、お花の付き具合だってまるで違うのに、ちょっと気の毒なネーミングですよね。

日本の山あいに自生するダイコン草は、可憐な黄色い花びらのお花です。

同じダイコンソウ属の山野草の仲間でも、特に有名なのがチングルマです。

真白な花びらとよく目立つ黄色いしべの可愛いお花が、岩場を覆うように一面に咲き零れる様子が、山好きの人々に愛されています。

また花を散らせた後にも、ふわふわと長い花柱が放射状に広がって、風に揺られる姿が稚児をあやす風車のようだとして、稚児車=チングルマと呼ばれるようになったそうです。

面白い姿といえば、数ある園芸種のダイコンソウの1つ、リバレという品種は、可愛らしい釣鐘型をしたお花を咲かせます。

これはかなり珍しい形ですが、基本は5弁の丸い花びらに、黄色い雌しべと雄しべが房のように花芯を彩る形で、同じバラ科の桜やイチゴの花とよく似ています。

イチゴの白い花びらだけが、そのまま真っ赤やオレンジに染まったようにも見え、とてもフルーティーでカラフルな色合いです。

そのせいか、クッキーだの、マンゴーラッシーだの、食欲をそそる名前のついたものもあるようです。

園芸品種のダイコン草なら、花壇や鉢植えにも適していますから、目に「美味」しいお花達を身近に置いて、毎日元気をもらうことができますね。

ダイコン草の花言葉から貴方を占うと・・・

飄々とした自由人。

既成の概念や流行などにも縛られることがないから、人の目もいちいち気にせず、存分に自分の思う道を究めていけそうです。

曇りのない目で正しい判断を積み重ねていけば、起業家にだってなれるかもしれない、そんな素質も隠れていそう。

心に迷いが生じた時も、一途な気持ちを忘れず勇気を持って歩んでいきましょう。